アイメッセージ【3】見せかけのアイメッセージ

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アイメッセージ【3】見せかけのアイメッセージ

適材適所を見極め、アイメッセージをより良く活用する

アイメッセージには種類があり、相手との関係で適材適所を見極める必要があります。
アイメッセージの種類については以下を参照してください。

他者をコントロールする、見せかけのアイメッセージ

見せかけのアイメッセージというのは、相手を何気にコントロールしようとするあなたメッセージのことです。

  • 私は~思う。
  • 私は~嫌です。
  • 私は~してもらうと嬉しい。

「私は~」がつくと、アイメッセージなる!
… そうではない!!

ということです。

なぜ見せかけのアイメッセージになるのか?

  • アイメッセージを知らない
  • 日本語に主語がないので慣れていない

ということもありますが…
人がマイナスに感度が高いからです。

人の「マイナス面の感度が高い」その理由

人はマイナス面に感度が高い?
とはどういうことかというと、命を守るために人間はそういう風にできています。

マイナス面に感度の高い状態でアイメッセージを使うと、見せかけのアイメッセージになります。
ですから「困った時のアイメッセージ」を、推奨しています。

マイナス面に感度が高いということは、人はイヤや不快に敏感だということです。

しなやか自分軸では、その敏感な「イヤ」に注目します。
イヤに注目すると、自分が見えてくるからです。

自分が見えてきた時に、アイメッセージがラクに言えます。
でも直ぐに見えてくるわけではありません。

イヤの感度から、自分が見えてくるまで

自分が見えてくるまでには、順番があります。
でもステップを踏めば、確実に見えてきます。

自分が見えてから、数種のアイメッセージを使います。
それは「本音のアイメッセージ」にするためです。

見せかけのアイメッセージの例

物が散乱している机を見て
「片付いている方が、好きなのよね」

姿勢が悪いと
「姿勢が綺麗な方が気持ちがいいと思うわ」

これらはアイメッセージであっても、言われた立場になってみると…

な~~~んか嫌味でしょ( ̄_ ̄ i)

 

これは相手をコントロールしようとしている「見せかけのアイメッセージ」です。
ハッキリ言えば…

あなた、片付けなさいよ!
あなた、姿勢を正しなさいよ!

…です。

ね。
あなたメッセージでしょ。
本当にそれが言いたいことなのでしょうか?!

なぜ見せかけのアイメッセージを、伝えることになるのでしょうか?

人は好きよりイヤ!の方の感度が高い。
人は快より不快!の方の感度が高い。

目の前の人が言っていること、それを不快に思う時は、自分が何かに反応しています。
何に反応しているのでしょう?

  • 自分が心の中で、禁止していること
  • 自分がしなければいけないと、思っていること
  • 自分がしてはいけないと、思っていること
  • 自分が本当はしたいと、思っていること

あるいは具体的に困ることに、上記のいずれかを目の前で展開されると…

不快でしょうがなく
いてもたってもいられず
その不快なことは、取り除きたくなります。

そんなときはつい、「あなた」が主語になります。

  • あなた~しなさい
  • あなたこうしたほうがいい
  • あなたそれはダメでしょう

軸対話を知ると「あなたメッセージ」はよくないことは分かるけれど…。
本音のアイメッセージに気づくのは、なかなか難しいといったことがおきます。

言葉は嘘をつく

行動は比較的自分がしたいことをするように動いている。
しかし、言葉は嘘をつくことが多いのです。
その場合、本当に伝えたいことではないアイメッセージである場合があります。

この事例を挙げてみます。

【事例1】

何時だと思ってるのよ!!心配させて!
と遅く帰ってきた娘に言う

本当は

何事もなく、無事で良かった~。安心した~。

と最初は思ったはず。

【事例2】

片付けなさいよ!

本当は

作った料理を、並べたい。
みんなで楽しく、食べたい!

と思っている…。

【事例3】

姿勢が悪い!足は組まない!あなたのことを心配してるのよ

本当は

身体がおかしくなるんじゃないか。
そんな態度で、嫌われるんじゃないか。
姿勢が正せないほど、イヤなことがあるんじゃないか。

と思っている…。

ね。言葉は嘘をつくでしょ。
自分が分からない状態で言うメッセージは、「あなたメッセージ」や「見せかけのアイメッセージ」になりやすいのです。

なので困ったときの、アイメッセージを作ります。
そうやって、しっかり自分を見つめることができるようしていきます。
そうやって、自分のことを考えられるようにしていきます。

不快なことに感度が高いのでしょう?

ではどうして、私たち「人」は不快なことに、感度が敏感になっているのでしょう?

それは命を守ることに繋がるから。
それと共に、自分のことをよーーく知りたいからです。

人は「好き」より「イヤ!」の方の感度が高い
人は「快」より「不快!」の方の感度が高い

これは「イヤ」や「不快」が、自分の命を守ると考えているからです。
そして自分のことを知りたいのです。

これは本当に自分にとって、大切なことなのか?!
もっと他に、大切なことはないのか?!と。

目の前の「イヤ、困った」といった「不快なこと」は、自分を知りたいから起こるのです。

しっかりその不快なことを見つめて、自分を知って、心地のいいアイメッセージを語れる自分になりましょう(*^ー^)ノ
ボチボチね(o^-‘)b

【まとめ】

行動は嘘をつかないけれど、言葉は嘘をつく。
マイナス面に感度が高い時の言葉には、嘘が多い。

上辺の言葉に流されない、もっと自分の本質に迫りましょう!
しなやか自分軸では、その敏感な「イヤ」に注目します。
「イヤ」に注目すると、自分が見えてきます。

 

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